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iDeCoで運用する資産の配分比率の見直しとリバランスを解説しています。

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個人型確定拠出年金(iDeCo)は定期的に資産の配分比率を見直しリバランスを考える

個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛金を投資信託で運用する場合、国内株式、国内債券、国内不動産、海外株式、海外債券など、複数の銘柄に分散投資してリスクを軽減するのが基本です。

iDeCoに加入し、毎月の掛金を均等に各銘柄に配分して運用していたとしても、投資信託は時価の変動のある金融商品なので、当初の配分比率とは変わっていきます。このような場合には、配分比率を元に戻すリバランスをするのが基本です。


リバランスとは

リバランスは、値上がりして増えた銘柄を売却し、値下がりして減った銘柄を買い増すのが一般的です。

例えば、iDeCoに加入する時、掛金を国内株式、国内債券、国内不動産、海外株式、海外債券に20%ずつ均等に配分していたとします。


iDeCo加入時の掛金配分割合

毎月の掛金を各銘柄に20%ずつ配分しても、時価の変動により、配分比率が変わってきます。例えば、国内株式が35%に上昇し、海外株式が5%に減少したとしましょう。この場合、国内株式を15%売却し、海外株式を15%買い増すことで、各銘柄の配分比率を20%に戻すことができます。


リバランス

リバランスの方法

リバランスは、配分比率が高くなった銘柄を売却し、配分比率が低くなった銘柄を購入するのが通常の方法です。このように投資している銘柄を入れ替えることをスイッチングと言います。

スイッチングは、単に売却と買い増しをする意味で使われることもありますが、同一の商品でその商品に組み込まれている金融商品を乗り換えることを指すのが一般的です。

iDeCoの場合、スイッチングでは購入時手数料が発生しません。ただし、商品によっては、売却時に信託財産留保額がかかるものもありますから、何度もスイッチングをしていると費用がかさみ将来受け取れる年金額を減らすことになりかねません。

そこで、費用をかけずにリバランスをするために毎月の掛金の配分を変更するのがおすすめです。これまで、国内株式に20%の掛金を配分していたのなら10%に配分割合を下げ、代わりに海外株式への掛金の配分割合を20%から30%に上げます。

ただし、掛金の配分割合を変更してリバランスする場合、元の配分比率に戻すのに時間がかかります。できるだけ早期に配分比率を元に戻したいなら、国内株式を5%、海外株式を35%に変えるといったように掛金の配分を大きく変えた方が良いです。


リバランスのメリット

リバランスのメリットは、特定の銘柄に投資額が偏らないようにできることです。例えば、国内株式の割合が高すぎると、国内株式が値下がりした時に大きな損失が発生します。

リバランスは、配分比率の偏りを是正できるので、リスクを分散しやすくなります。

また、リバランスをして配分比率が低くなっている銘柄を買い増すと、その銘柄の時価が上がった時に損失を取り戻しやすいメリットがあります。

当初は、国内株式に100円、海外株式に100円を投資していたとします。どちらも1口=10円で10口を持っていたとしましょう。

その後、国内株式が150円(1口=15円)、海外株式が50円(1口=5円)になったとします。この場合、国内株式3口を45円で売却し、海外株式9口を45円で買い増しします。すると、国内株式と海外株式の比率は以下のようになります。



その後、海外株式の時価が1口=8円に上がった場合、19口持っているので152円となります。

もしも、リバランスせず、10口しか持っていなかった場合は、80円までしか回復しないので、まだ20円の損失が発生している状態でした。

リバランスをすることで、当初より持っている口数が増えることから、時価が少し上昇しただけでも損失を取り返せる可能性が高まるのです。


リバランスのデメリット

しかし、リバランスにはデメリットもあります。

リバランスは、値下がりした銘柄が将来値上がりすることを暗黙の前提としています。

もしも、値下がりした銘柄が、さらに値下がりし続けたらどうなるでしょうか?

値上がりして利益が出ている銘柄を売却し、値下がりし続けている銘柄を買い増しすることになるので損をします。毎月毎月、値下がりしている銘柄を買い増しするのですから当然ですよね。


複数の銘柄に投資することは、リスクを分散することが目的です。

例えば、国内株式の時価が上がれば海外株式の時価が下がり、国内株式の時価が下がれば海外株式の時価が上がる関係が成り立っていたとします。

この場合、海外株式から発生した損失は国内株式から発生した利益で打ち消せます。国内株式が値下がりしても、海外株式が値上がりしているので同様に損失と利益を打ち消せます。

ところが、リバランスをして国内株式と海外株式の保有口数を変更すると、どちらかの利益で他方の損失を打ち消すのが難しくなる可能性があります。先の例だと、国内株式は7口、海外株式は19口になっているので、7口の国内株式から発生した利益では、19口の海外株式から発生した損失を打ち消せなくなっているかもしれません。


このようにリバランスには、メリットとデメリットがあります。短期的な相場の変動に右往左往して、配分比率をコロコロ買えるのは得策ではありません。

もしも、リバランスをする必要があると思った場合でも、まずは毎月の掛金の配分割合を変更して、少しずつ元の配分比率に戻すのが無難です。


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